Fumihiko Nohira+URBANISTICA / T 047-463-9441/ arihon.f@gmail.com / funabashi-shi Chiba-ken

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ご自宅の設計を設計事務所で、とお考えになる方 は、家づくりにこだわりを持つ方が多いのですが、 そのこだわりが一番現れるのがキッチンと言えるか もしれません。 オリジナルの家なのだから、オリジナルのキッチン をデザインする、というのは、奥様にとって設計事 務所に設計を依頼する一番の楽しみと言えるでしょ う。 このお宅では、昔の家についていた家具の扉などを 使ってレトロな感じを出したい、というご要望に合 わせて、あえて足場板や古材を使ったキッチンをデ ザインしました。

家づくりにおいてどなたも必ず希望されるのが収納 です。 家の中の空間をことごとく収納にしてしまっては、 何とも息苦しい家になってしまうので、収納はでき るだけインテリア空間の質を落とさないように、さ りげなく目立たないように作ります。 ここではリビングの一角に設けたタタミコーナーを 小上がりにして、その下に収納を設けた例です。

使いたい洗面器に使いたい化粧台が付いていない、 なんてことがよくあります。 ドライヤー、電動歯ブラシ、シェイバー、コンタク ト洗浄機等、洗面化粧台で使う電気製品というのは 以外と多く、それをどこに置いて使うか、そういっ た使い勝手にも結構個人差があるので、それなら作 ってしまおう、ということになります。 意外とこんなところに設計事務所に頼んで良かっ た、と感じて頂けるポイントがあるのかもしれませ ん。

トイレの壁はできるだけ掃除がし易い素材にして欲 しい、というご要望は大変多く、昔からタイル貼り にするケースが多かったのですが、タイルの目地汚 れもまた気になるものです。 この家では、ホームセンターで買ってきた”よし ず”をばらして、1枚の大きなポリカーボネート複層 板のリブの中に一本一本差し込んだものを腰壁に使 っています。拭き掃除がし易く、ちょっと見た事が ない和風モダンな壁が新鮮です。 ペーパーホルダーと組み合わせた小物入れカウンタ ーも合わせてデザインしました。

空間は光によって立ち現れるものです。空間をデザ インすることは光をデザインすることでもありま す。 例えば、これは廊下の突き当たり、妻壁にある和室 の入り口です。廊下の途中にあえて照明を付けず、 トップライトから落ちる淡い光で妻壁を照らしてい ます。 こうすることで空間に奥行きを持たせ、奥の部屋へ の期待感を持たせる演出となります。

洗面が離れている時には、食事の時に子供達がすぐ に手を洗えるように、ダイニングにちょっとした手 洗いスペースを設けます。 ここでは壁の入隅にコナー取り付け型の洗面台と、 それに合わせて間接照明を配した化粧鏡をデザイン しました。ダイニングの照明計画にも活かされてい ます。

愛着のある美術品をお持ちの方は、それを新居のど こに飾ろうか、と一人で悩んでいらっしゃることが あります。 そんな時は、飾りたいものを統べて見せて頂きま す。そして、それが一番美しく見える場をデザイン します。 この家では「車輪のステンドグラス」を外光が差し 込むリビング上の手摺にはめ込みました。 こうすることでいつも色鮮やかなステンドグラスを 楽しむ事ができます。

機能一点張りで味気ないユニットバスを使う事はほ とんどなく、浴室の設計ではいつも露天風呂の開放 感を目指しています。 中庭に面した配置にしたり、外に向いている時には 坪庭を造ったり、できるだけ大きな開口部を設け、 冷たいタイル貼りではなく、できるだけ暖かみのあ る無垢の板張りとし、自宅でも温泉気分を味わって 頂きます。

一般の方は豪華な照明器具、あるいはカッコいい照 明器具を付けたいと思うかもしれませんが、私達は できるだけ照明器具の存在を消すように計画しま す。 何故なら、家というのは空間、即ち、光が主役であ り、器具が主役ではないからです。 この家の吹抜けの上は障子を張った光天井で、この

昔懐かしい建具には意外と凝った作りのものが多 く、桟で仕切られた中には今では見かけない何種類 かの型板ガラスがバランス良く嵌め込まれていたり します。 そんな古い建具を新しい家に使ってチグハグな感じ にならないかと心配になりますが、これが意外と合 ってしまうのが不思議です。新しいものと古いもの が同居する楽しい家になるのです。

中に日中はハイサイドライトからの陽光が落ち、夜 は照明器具が全面を照らします。

昔懐かしい建具には意外と凝った作りのものが多 く、桟で仕切られた中には今では見かけない何種類 かの型板ガラスがバランス良く嵌め込まれていたり します。 そんな古い建具を新しい家に使ってチグハグな感じ にならないかと心配になりますが、これが意外と合 ってしまうのが不思議です。新しいものと古いもの が同居する楽しい家になるのです。